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プロジェクト合同講評会

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未来デザインラボで、米澤隆研究室(大同大学)・ 間宮晨一千研究室(愛知淑徳大学)の卒業制作合同中間講評会が開催されました。冒頭、先生たちから「講評会は批判される場ではなくて、今のプロジェクトで不安に思っていることや行き詰まっているところを相談する場なので、緊張せずにね。人生相談でもいいよ。」という優しい言葉からスタートしました。

米澤ゼミ、間宮ゼミ交互に発表を進めていきました。テーマの一部を紹介します。
●人生 100 年時代 社会人になっても勉強できる空間を。
●名古屋の柳橋で、芸と食で人が集い、行き交う場所へ。
●津波避難マウンド。広場しかない場所をマルシェを企画して、周辺住民が交わる場所へ。
●所蔵庫から考える新たな展示施設@しだみ古墳群ミュージアム
●ラブライブ聖地巡礼。現地を継続的に盛り上げていくには。
●かっこいい模型から考える建築。
●東山動物園で子供向けの展示提案
●様々な名作建築を要素分解し、新たな建築物の構築
●IoT 推進ラボの企画などなど。

 

各テーマを学生が発表し、先生や学生たちが質疑応答を繰り返していく形式でした。学生達はいつもと違う視点の意見を貰ったり、他の人のスライドを写真に撮ったりメモをしたりしながら、自分たちのプロジェクトに活かそうと一生懸命な姿が印象的でした。今回の講評会では、学生達が「人と集う」「直接自然を体験」するなど、直接的に自分たちが関わるということに重きをおいているテーマが多いような気がしました。AIやVRと言われて久しい時代であり、10代、20代の若者が家で過ごすことが多いと言われている中、それとは全く反対のところに意識を持っているということは、人との触れ合いを渇望しているようにも捉えることができます。田中元子さんの講演会でも触れましたが、【人は人のいる場所にいることで幸福を感じる】ということなのかもしれません。

もう一つ感じたことは、テーマになんで取り組みたいのか理由を持っている傾向にあるということでした。私が書いた卒業論文はいかにその研究が世の中で大切か、その位置付けを数値や文献で説明するのですが、学生さんたちはそれに+αで自分が取り組む理由を加えていました。つまり、程度はあれど、自分ごとになっているということです。

 

 

例えば、
「かっこいい模型から考える建築。」・・・
模型をつくることが好きだから、逆転の発想で模型から建築を考えてもいいのでは?と思ったから。

「ラブライブ聖地巡礼。」・・・
ラブライブが好きで、聖地を盛り上げたいから。

「東山動物園で子供向けの展示提案」・・・
おもちゃ屋でのアルバイト経験があることと、こうしたことに興味があるから。

 

 

 

答えが見つかる楽しさではなく、答えがないからこそ、自分の好きという視点で考えるというのは、価値観が多様化するこれからの時代に合った、アプローチの方法ではないでしょうか。学生の作品がどのように仕上がるのか、楽しみです。

 

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