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プロジェクト合同講評会

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ラ・カーサ日進のある未来デザインラボで、米澤隆研究室(大同大学)・ 間宮晨一千研究室(愛知淑徳大学)の卒業制作合同中間講評会が開催されました。


振れ幅のあるテーマが実に面白い会でした。
京都で起業家たちが集うスペース、障害者の子を持つ親御さんが集うスペース、Pinterestを用いた住空間イメージの共有など、社会に問いかけるものもあれば、中日ドラゴンズが優勝するためのドーム、妖怪が住む住宅、といった学生ならではの自由な発想と個人の嗜好性からくるテーマもありました。いつも触れている住宅建築という視点からは離れて、純粋に面白さやワクワク感を抱きながら聞くことができました。


私はタイムキーバーをしながら、皆さんの話を聞いていましたが、先生方からのご指摘で一つ共通する問いがありました。
それは、“Why?” ということ。

「なぜその場所なのか?」
「なぜそれが重要と思えたのか?」

 

プロジェクトを進める上で、この “Why?” はとても重要な要素であり、常に立ち還るポイントでもあるのだと思います。特に、関わる人が多ければ多いほど、そして新規性が高ければ高いほど、反対意見を持つ人も多くなります。だからこそ、より多くの賛同を勝ち得るために「熱量」「面白さ」「その人らしさ」というものが試されているのだと。かく言う私も学生時代には、「それ意味あるの?」「お金になるの?」「どこが面白いの?」と大人達に訊かれ、悔し涙を飲んだことを思い出します。

“Why?”は作業の手を止めてしまう苦しい問いです。
けれど、物事の本質を考えることで、変革の種が生まれるきっかけにもなります。学生さんの作品が、先生達の問いによってどんな風に変わるのかが楽しみであると同時に、自分自身も振り返りが必要だなと改めて感じました。作業に追われ、本質を考えることがおざなりになってしまいがちですが、何が大切か本質を問うことは重要で、それは家づくりにも、人生にも、仕事にも言えることだと思います。

 

学生さん達は残り1月。卒業制作はすでに佳境に入っていると思いますが、体調崩さないよう、頑張ってくださいね!

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